Carolyn Cole in Liberia | ||||||||
キャロリン・コール(1961年生まれ、ロサンゼルスタイムズ・スタッフカメラマン)は、2003年のリベリア報道により、2004年にピュリツァー賞(Feature Photography部門)を受賞した。 同2004年には、2003年度世界報道写真大賞の 2nd Prize と 3rd Prize をそれぞれイラク写真とリベリア写真で受賞している。 また、2002年のイスラエル・ベツレヘム取材と2003年のイラク&リベリア取材でロバート・キャパ賞を2度受賞しているGreat Photographerである。 | ||||||||
キャロリン・コール代表作品(錦織選) 1枚目:イラク、2-4枚目:リベリア | ||||||||
'03 WPP 2nd Prize | '03 WPP 3rd Prize | リベリア内戦 1 | リベリア内戦 2 | |||||
◇NMS内関連リンク◇ ピュリツァー賞 世界報道写真大賞 ロバート・キャパ賞 Four Awards | ||||||||
〜◆ リベリアという国 ◆〜 −国名:リベリア共和国(Republic of Liberia) −人口:約340万人(2004年,世銀) −首都:モンロビア(米第5代大統領ジェームス・モンローに因む) −人種:ゴラ族,クペレ族,クル族,バサ族など16部族(多部族国家) −宗教:国民の約9割が原始宗教,その他キリスト教とイスラム教 リベリアは、1847年にアフリカ初の共和国として 誕生し、船籍手数料が安いことから、リベリア船籍の 船が多いことでも知られている。またリベリアは、 西欧の列強国による植民地支配を免れた国である反面 絶え間ない内戦により安定した政治基盤を欠く混沌と した状態が続く国でもあったが、2005年末にアフ リカ初の女性大統領で、リベリアの鉄の女と呼ばれる エレン・サーリーフ大統領の誕生で、国際社会の注目 を集めている。 もともとリベリアは、16〜19世紀の奴隷貿易で運 び込まれた米国の黒人奴隷が個々の事情によって解放 されたのを機に、アフリカへ送り返す目的で1816 年に創設された「アメリカ植民協会」が、1822年 に移民団を帰還させてできた国で、解放された奴隷 (アメリコ・ライベリアン)は意識も生活様式もアメ リカナイズされていて、長い間リベリアを支配した。 |